ヴァイロン・オメガのソリティア珍道中

こんなん使えば誰でも勝てる

炎星とは

皆、遊戯王は大好きかな?

 

好きすぎて、もうそろそろ10年経過しそうな遊戯王おじいちゃんの、ヴァイロンオメガだ。

 

さて、突然ですが「炎星」というテーマをご存じだろうか?

 

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2012年11月17日に発売されたこの「コスモブレイザー」で炎星は登場している。以降パックにてぞくぞくとカードが追加され、強化されていたが9期、10期に入ってからというものの

 

他の人気テーマ・懐かしテーマがカード追加されて息を吹き返している中、炎星は

 

「炎星じゃないけど炎属性だから・・・」

 

「炎星じゃないけど守備200だから・・・」

 

「炎星じゃないけど獣戦士族だから・・・」

 

みたいな苦しい言い訳をしながら、ほぼ前に進むことなくざっくり5年以上が経過した。

 

だが!2018年11月23日発売予定の「リンクヴレインズパック2」にて待望の炎星新規が登場することとなった。本当におめでとう。ありがとう。

 

興奮を抑え冷静になり、そういえば「炎星」というテーマ自体が非常に過去のテーマとなっている現状に直面した自分は、現在のプレイヤーにも「炎星」というテーマを知って貰うためにこのブログを書くこととした。

より細かいことは「遊戯王wiki」とかで見て欲しい。水滸伝を学べるぞ。

 

【まず始めに】

「炎星」は☆3・☆4がばらけて存在している。あと☆5が2体。総数21種類。

8期(遊戯王ZEXAL)に登場したテーマなので「エクシーズ」が展開の中心である。

「リンクヴレインズパック2」にて登場する「炎星仙-ワシンジン」と相性の良いものをピックアップして紹介していく。

 

 

 あんえんせい

暗炎星-ユウシ

☆4/炎/獣戦士/1600/1200

1ターンに1度、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。

 

除去効果を持つ炎星。ダメージを与えると炎舞を伏せられるため、2つの効果が噛み合っており強力。

 

 ようえんせい

勇炎星-エンショウ

☆4/炎/獣戦士/1600/1000

1ターンに1度、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 

ユウシと違い、こちらは魔法・罠カードを除去する。炎舞をセットするためにモンスターを戦闘破壊しないといけず、発動が厳しい。

 

 びえんせい

微炎星-リュウシシン

☆4/炎/獣戦士/1800/400

1ターンに1度、自分が「炎舞」と名のついた魔法・罠カードを発動した場合、デッキから「炎舞」と名のついた罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード2枚を墓地へ送って発動できる。自分の墓地から「微炎星-リュウシシン」以外の「炎星」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

炎舞を発動するだけで罠炎舞を増やす効果を持ち、炎舞をコストに炎星を蘇生できる。

打点も高く、炎星のメインアタッカー。

 

 りつえんせい

立炎星-トウケイ

☆3/炎/獣戦士/1500/100

このカードが「炎星」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、デッキから「炎星」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。「立炎星-トウケイ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットする。

 

「炎星」の効果で特殊召喚すると炎星をサーチする効果、炎舞を入れ替える効果を持つ。展開の起点となる1枚。

 

 さつえんせい

殺炎星-ブルキ

☆4/炎/獣戦士/1700/1000

このカードが墓地に存在する場合、手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、「炎星」または「炎舞」と名のついたカードを合計2枚墓地へ送って発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。「殺炎星-ブルキ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

コストは重いが、自己再生効果を持っている。上記の4種と違い炎舞を増やす効果を持たない。

 

 

上記5種のカードは「リンクヴレインズパック2」にて登場するカードと非常に相性が良い!

 

 えんせいせん

炎星仙-ワシンジン         

リ2/炎/獣戦士/リンク/1700/LINK-2 (両斜め下)

獣戦士族モンスター2体
自分は「炎星仙-ワシンジン」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が「炎星」モンスターの効果を発動する場合、自分の手札・フィールドの「炎星」カード及び「炎舞」カードを墓地へ送らずに効果を発動する事もできる。
(2):自分のフィールド・墓地の「炎舞」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、デッキから「炎星」モンスター1体を墓地へ送る。

 

なんと新規カードには「炎星の効果を発動する為のコストをなくす」というトンデモ効果を持つ!

 

ユウシ・エンショウの除去も、リュウシシンの蘇生効果も、ブルキの自己再生もノーコストで発動できる!

 

トウケイにいたっては「炎舞を1枚増やす」効果になる!

 

とてつもない新カードですよこれは・・・

 

 

このように、既存の

「効果は及第点だが、発動させるためのコストが重すぎる」

「息切れする」

カードをコスト無視して運用できるようになったので、より勢いよく展開ができるようになりました!

 

炎星の紹介はざっくりここまでにします。

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

※ここから先は炎星の解説ではなく、自分の「炎星との思い出」を適当に書き連ねているだけです。全くもって読まなくてだいじょうぶです。「炎星」というテーマが冬の時代を長く積もらせていた・・・というだけです。

 

・・・ここで自分語りをさせていただくと、「炎星」というテーマには非常に愛着があった。というのも当時、自分は「ラヴァル」というテーマが非常に好きで、長いこと使い続けていた。だがあまりにも強すぎるそのテーマに対し「そろそろ《真炎の爆発》が禁止されるんじゃ・・・」「《TGハイパー・ライブラリアン》が禁止になったらこのデッキどうしよう・・・」と、禁止制限のたび不安になり続けていた。

 

そこで自分は「規制がかかる前にぜんぶ手放してしまおう!」とラヴァルデッキをまとめてすべて売り払ってしまった。他にまともなデッキは無かった。

 

そして公開される禁止制限リスト。「真炎の爆発」の名前はなかった。

売ってしまったカードは戻らない。自分はなくなく「岩石メタビ」を持ち合わせのカードで組み、しばらくそれを使用し続けていたが、正直自分のプレイスタイルと合うデッキでは無かったため、遊戯王そのもののモチベーションが低くなっていった。

 

(ラヴァルがあればこんなことには・・・)

 

そんな中、ジャンプに1枚のカードが付属した。

 

 

「炎星師-チョウテン」である。

 

不意に現れた謎の新進気鋭

発売時点であまりにも少なすぎるその蘇生対象(自身含め7種類)

残り2枚の「炎星」カードである「ホウシン」「チョウライオ」も書籍付属

 

というとんでもない商法と販売戦略に、自分は心を奪われた。

 

「これは"炎星"の時代がくる・・・!!!」

 

自分はそう直感したのだ。

ここから炎星の猛プッシュがくると。

かつての「ライトロード」や「BF」のような猛プッシュが。

 

そして上で記載した「コスモブレイザー」の発売である。

「チョウテン」の蘇生対象は1枚も収録されず、チューナーがいない為「ホウシン」は依然「チョウテン」からしか出せない

「チョウライオ」を出す為の☆3炎星はしょっぱく、☆4を中心に組んだ方が良い始末・・・

トドメを刺す「炎舞」という謎のワード・・・

 

 

あぜんとしたのはあの時が一番であった。

 

事前に収録された3枚のカードは何一つ噛み合わず、名前だけ合致している、違うことをするテーマがパックに収録されたのだ。

「いったいどういうことだ・・・」となりつつも、自分には炎星しかない。炎星を手放したら、残るのは「コアキメイル・サンドマン」だけだ。

 

そして公開される「Vジャンプエディション」。その中には「立炎星-トウケイ」の文字が。

 

「新しい炎星だ!」

 

「☆3じゃないか!」

 

「またプロモかよ!!!」

 

という感動の思いを吐露しながら、発想に胸躍らせながら日々を待ち続けた。

 

そして発売される「ロードオブザタキオンギャラクシー」

 

あの"征竜"が収録されていた曰く付きのパックである。

 

そこには「速炎星-タイヒョウ」などが収録されており、付録炎星と非常に噛み合った効果・ステータスをしていたのだ。

 

「やった!とうとうきた!これでチョウテンたちを活躍できる・・・」

 

と思ったのもつかの間、自分は1つの疑問に直面した。

 

 

「そもそもなんでこれコスモブレイザーに入ってないんだ???」

 

「元々違うデザインだったものを、付録に寄せていってないか?」

 

「テーマ内で異なる動きをするカード2種が半々で出ているのは何故だ???」

 

その後に発売された「ジャッジメントオブザライト」にて「武神」が収録。

種族ダダかぶりの新テーマに完全に枠を奪われ、これより先のパックに「炎星」「炎舞」は1枚も収録されなかった・・・

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

自分は「炎星」がだいすきです。遊戯王をやるうえでの一番のモチベーションとなっていたテーマであり、自分が遊戯王をやり続けていた中で一番研究を続けていたテーマでもあります。9期のはじめの内は、試行錯誤を重ねて「シャドール」や「クリフォート」「影霊衣」などにも戦う姿勢を崩さず努力していました。

 

カードプールが一向に増加せず、獣戦士絡みの強力なカード「十二獣」はあまりのパワーに規制されてしまい、デッキとして組むことすら厳しい状態となったので長いこと触れていませんでした。

 

今回の新カードのおかげで「炎星」に興味を持った、はじめて知った、「昔遊んでたけどこのカードのおかげで復帰した」といった声が聞こえたら、まるで自分の事のように嬉しく思います。皆さんも是非「炎星」で遊んでみてはいかがでしょうか。