ヴァイロン・オメガのソリティア珍道中

こんなん使えば誰でも勝てる

天威について語る

「天威」というテーマについて最近学んだので、そこで得た知識や有効なコンボ紹介などを記載していきます。(自分のメモも含む)

 

 

基本的に2枚初動

1枚でトンデモ展開を可能にするカードは無く、特定のカードの組み合わせで戦うテーマです。ですが組み合わせの選択肢はそこそこ緩いです。一例を上げます。

 

《天威龍-アーダラ》+レベル4モンスター

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アーダラ特殊召喚

レベル4モンスター通常召喚

アーダラ+レベル4モンスター=《源竜星-ボウテンコウ》S召喚

ボウテンコウ効果で《竜星の九支》サーチ

ボウテンコウ効果で《光竜星-リフン》墓地送り(※ボウテンコウがレベル1になる)

 

コンパクトですが1妨害と後続を構える事ができます。アーダラ以外はレベル4であれば、どんなモンスターでも良いのがグッドです。

 

 

《天威龍-アシュナ》+レベル4モンスターor《天威龍-アーダラ》

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 アシュナ特殊召喚

アシュナ=《天威の拳僧》リンク召喚

アシュナ効果で上記条件の、足りてないカードを特殊召喚

(※レベル4を持っていればアーダラ、アーダラを持っていればレベル4を特殊召喚する)

アーダラ+レベル4=ボウテンコウ

ボウテンコウ効果で《竜星の九支》サーチ

ボウテンコウ効果で《光竜星-リフン》墓地送り(※ボウテンコウがレベル1になる)

アーダラ効果で除外されているアシュナを回収

 

最終盤面に《天威の拳僧》が追加されるので、アーダラ効果で初動に使ったアシュナを拾い、次ターンにも似たような展開が可能となります。

アーダラを持っていなくてもリクルーターがいるのでボウテンコウを狙いやすいです。

 

 

《天威龍-アシュナ》+《天幻の龍輪》

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アシュナ特殊召喚

アシュナ=天威の拳僧リンク召喚

アシュナ効果でアーダラ特殊召喚

天幻の龍輪発動 コストとして拳僧をリリースして《幻殻竜》特殊召喚

アーダラ+幻殻竜=ボウテンコウ

ボウテンコウ効果で《竜星の九支》サーチ

ボウテンコウ効果で《光竜星-リフン》墓地送り(※ボウテンコウがレベル1になる)

 

天幻でバニラをリリースする事で、任意のレベルの幻竜族に変換できるので幅広いシンクロモンスターを選択できます。

メモでは謎の通常モンスター《幻殻竜》を出していますが、通常モンスターがいても天威の展開に支障をきたさないので相性が良く、また天幻でリクルートできるという点で採用しています。

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自由枠のレベル4でこのカードが絡んでいると、天威の②効果を使用できるようになるため相性が良い。

 

 

理想的な展開(3枚初動)

 

展開カードを1枚追加する事で、竜星シンクロを絡めたより強力な展開ができます。特に気に入っている「チョウホウルート」をメモしておきます。

 

 

《天威龍-アシュナ》+《天幻の龍輪》+《天威龍-アーダラ》orレベル4モンスター

※メモは《天威龍-アシュナ》+《天幻の龍輪》+《天威龍-アーダラ》として想定。

 レベル4ならその部分を入れ替えるだけでOK。

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アシュナ特殊召喚

アシュナ=天威の拳僧リンク召喚

アーダラ特殊召喚(通常召喚でも可)

アシュナ効果で《天威龍-ヴィシュダ》特殊召喚

天幻の龍輪発動 コストとして拳僧をリリースして《幻殻竜》を特殊召喚

アーダラ+幻殻竜=ボウテンコウ

ボウテンコウ効果で《竜星の九支》サーチ

ボウテンコウ効果で《光竜星-リフン》墓地送り(※ボウテンコウがレベル1になる)

ボウテンコウ+ヴィシュダ=輝竜星-ショウフクS召喚

ボウテンコウ効果で《地竜星-ヘイカン》特殊召喚

ショウフク効果でヘイカンを破壊し、墓地から幻殻竜を特殊召喚

イカン効果で《魔竜星-トウテツ》特殊召喚

墓地のリフン効果で特殊召喚

アーダラ効果で除外されているアシュナ回収

ショウフク+幻殻竜=《天威の龍仙女》リンク召喚

龍仙女効果 コストとしてアシュナを捨ててショウフク特殊召喚

ショウフク効果で仙女を破壊し、墓地からヘイカンを特殊召喚

リフン+ヘイカン+トウテツ=《幻竜星-チョウホウ》S召喚

 

素材もりもりチョウホウによって「光・闇・地」のモンスター効果をシャットアウトしつつヘイカン効果でチョウホウ自身を戦闘破壊から守り《竜星の九支》で妨害も1回構えます。

竜星と天威をふんだんに使用したソフトロック盤面、デッキによっては完全に積ませる事も可能なので気に入っています。

 

 

ざっと以上です。

新規カード《天幻の龍輪》によってレベル面の自由度が非常に高くなった他、固有効果が受け身で優先度の低い「レベル4天威」の枚数を多く必要としなくなったので、空いたスペースに自由なカードを採用できるようになりました。

 

また《天幻の龍輪》はサーチも出来るので《ナイト・ドラゴリッチ》や《アークネメシス・エスカトス》のような、やや尖った幻竜族モンスターも採用圏内に入るようになり、オシャレ度も上がっています。

 

マジックザギャザリングの思い出

どうも、結構色んなカードゲームに触れているヴァイロン・オメガです。

 

今回はマジック:ザ・ギャザリングの思い出をここに書き連ねるとします。

 

◆ ◆ ◆

 

自分がマジックに触れたのは「ラヴニカへの回帰」からでした。友人がちょうど「闇の隆盛」をBOX開封しており「えーこれがマジックか、1パック剥かせてよ」とお願いし承諾され、自分が開封した1パックから

 

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この「群れに餌」というカードが当たりました。

パッと見てすぐに自分は「このカードゲームはモンスターの上限がないの!?」と友人に質問したのを今でも覚えています。

 

出そうと思えば100体でも1000体でもトークンを生み出せるこのカード、および「マジック:ザ・ギャザリング」の自由なデザインと魅力に一瞬で引き込まれました。

 

 

自分は当時、あまり戦績が上がらず毎回毎回チマチマとデッキ調整を繰り返し続けていました。いつも同じようなアーキタイプに負け続け、それでも似たようなデッキチョイスをしては負ける・・・といった事を繰り返していました。

 

「これではダメだ。マジックが上達するにはどうすれば」と思った自分がまず考えたのは「カードプールの知識」でした。

 

 

遊戯王に関してはかなりの知識があると自負していますが、マジックに関してはそこまで知識量がありません。その為、対策を練るにもそのカードを知るとこから始めなくてはならず、さらにそこから対策カードを探す・・・といった感じでした。

 

「まずは自分のデッキタイプを確立しよう」

「その為に必要なことは何だ?」

 

自分は考え、その結果

 

「まず何か1つの色を極めよう」

 

と思い立ち、当時集めていた「緑以外のカード」を全て売り払い「緑単色デッキ」だけを組めるような状況にしました。

 

スタンダードでも数百種類あるカードすべてを把握し、それらの中で最もシナジーする美しいデッキをくみ上げる技術は自分にはない。


ならばせめて1つだけでも色を極め、その色のカードなら即座に「必要/不必要」の判別ができるようにしよう。と思ったわけです。

 

そして自分は当時(イニストラード~基本セット2014まで)のプールで初めてオリジナルで「緑単アグロ」デッキを組みました。

 

友人を誘って「フライデーナイトマジック」(※毎週金曜日に店舗で行われている公認大会)に参加し、前回とは見違えるほどの戦績に心躍りました。

 

 

そして新弾「テーロス」が発売し「信心」という能力が発表されました。

 

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信心は「カードに描かれている色マナシンボルの数」を参照する能力です。

 

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この「ラノワールのエルフ」なら「緑1シンボル」

 

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「鉄葉のチャンピオン」なら「緑3シンボル」といった感じです。

 

 

要するに「単色であればあるほど強くなる能力」が新弾で登場したのです!

 

当時の自分は心から喜び、そして楽しみながらデッキ構築を続けました。

 

 

そして続く新弾「神々の軍勢」発売後の「ゲームデー」(※新弾発売1ヶ月後に行われる公認大会)にて、とうとう念願の「ベスト8入り」を果たしたのです!

 

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当時のブログにデッキレシピ含めて残っていました。本当に嬉しかったです。

 

以降も自分は緑が好きなので、この記事を書いている2019年時点でも「緑単色デッキ」ないし「緑タッチ別色のデッキ」を好んで使用しています。

 

 

◆ ◆ ◆

 

最近「MTGアリーナ」などが増えて、より勢いが増している「マジック:ザ・ギャザリング」。

 

自分も友人に誘われて「グランプリ静岡」「グランプ京都」と2つの大規模な大会に参加しました。遊戯王と違い、マジックはトーナメントに参加するのが非常に好きです。

 

元々、身内だけで遊ぶ→マンネリ化し、皆で大会に参加するようになる

 

といった土台があるからこその差かな・・・とは思います。遊戯王は仲間内でいまでもワイワイと遊んでいますからね。

 

 

もし、マジックに興味がある方はMTGアリーナ」を、リアルカードに触れてみたい!という方は「チャレンジャーデッキ」という商品をそれぞれオススメしたく思います。

 

前者はUIがバツグンに良く、基本的に無料で遊べるデジタルツールであり、更に公式で大規模な大会なども開催しています。

 

後者は非常に出来の良い構築済みデッキで、デッキによって値段の差がありますが再度デッキも含まれており、本当にすぐ「買って遊べる」セットとなっています。ダイスとかもオマケでついています。

 

 

皆さんも是非、この魅力的なカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」に触れてみて下さい。

ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー

こんにちは、ポケモン大好きヴァイロン・オメガです。

 

 

今回は遊戯王と関係無くポケモンについての話しをします。

 

というのも自分はポケモンが物心ついた頃から大好きで、小学生の時両親に買って貰った「ポケットモンスターピカチュウ」はいまでも大事に持っています。

 

そんな自分が最も好きなのがタイトルにもあるポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー

 

好きすぎて今でも遊んでいるくらいなのですが、そもそもこのタイトルはゲームボーイで登場したポケットモンスター金・銀の10周年を記念して発売されたタイトルなわけです。

 

ポケットモンスター金・銀 1999年発売

 

ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー 2009年発売

 

・・・あれ?ウソだろまさか

 

 

リ メ イ ク さ れ て か ら 1 0 年 経 っ て い る

 

タイトル画面のクレジットを確認し、見たくもない現実に直面してしまったオメガですが、今回はこの神ゲーハートゴールドソウルシルバー」の非常に良い点

 

あとは50回以上はプレイしている自分が感じ続けている「悪い点」をまとめて箇条書きしたいと思います。

 

 

ハートゴールドソウルシルバー神ゲーである理由その1】

・元のゲームを色濃く残したリメイク作品であること

昨今のリメイク作品は「現代のオリジナル感」を出し過ぎるあまり、元のゲームとほぼ違うゲームと化してしまう場合も多々あります。ポケモンでもGBA「ルビー・サファイアのリメイクオメガルビーアルファサファイアなどはかなりそれに近いですね。小学生の時に夢中で遊んだプレイヤーにはあまりオススメできません。

 

ですが「ハートゴールドソウルシルバー」は出てくるポケモンも、トレーナーも、曜日で発生するイベントも、朝・夜のシステムも、タマゴの事知ってんのにビックリするウツギはかせも!!!

すべて「金・銀」を限りなく再現したリメイクになっているわけです。画面は非常に綺麗になっていますが、当時の思い出がまるで映画のようによみがえります。

 

あの頃ヒノアラシと一緒に冒険したことも、人から貰ったツボツボを育てまくった事も、ヤンヤンマがぜんぜん見つからなかったのも当時ほぼ100%再現でお送りしております!!!

 

 

ハートゴールドソウルシルバー神ゲーである理由その2】

・連れ歩き

ハートゴールドソウルシルバー時点で存在する実に493匹+αポケモンが、手持ちの1番目にすれば、トレーナーの後ろを常に付いてきます。でんせつのポケモンについても例外なくホウオウやルギアもトレーナーの後ろを付いてきます!!!

 

お気に入りのポケモンと旅を共にする、という点では直近の「レッツゴーピカチュウイーブイが限りなく近いですが、こちらは金・銀のリメイクです。つまりカントージョウトのだだっ広い世界を493匹+αのポケモンで練り歩き続ける事ができるのです!!!

 

「+α」としつこく書き続けていますが、これにも理由がありなんと「フォルムチェンジ」に対応しているのです!!!

詳しくないプレイヤーへ解説すると、ポケモンGBA「ルビー・サファイア」あたりからポケモン自体が見た目を変える「フォルムチェンジ」というシステムが追加されました。デオキシスというポケモンがそれにあたります。

 

この作品はポケモンをフォルムチェンジさせるとなんとその状態がしっかりと反映され、フォルムチェンジ状態で連れ歩くことができるのです!!!

 

さらにさらにアンノーンというポケモンがいます。象形文字のような見た目のこのポケモンは、26種類+2種類のアルファベットのような形をしています。

お察しの通りですが、この28種類すべての形でアンノーンも連れ歩くことができます!!!

 

まだまだ、なんと色違いまで反映されます!!!手塩にかけて捕まえた、愛情たっぷりの色違いポケモンはちゃあんと色違いとして付いてきます!!!

 

 

ハートゴールドソウルシルバー神ゲーである理由その3】

GBプレーヤー

バッジを16こ全て集めると、タマムシシティのゲームフリークNPCから「GBプレーヤー」というアイテムを貰えます。これが何かというと

「BGMを金・銀っぽくしてくれる」という神アイテム!!!!!!

 

最初の道路やじてんしゃのBGMはもちろん、どうくつやなみのり、戦闘BGMまで!!!!全てが金銀風の懐かしメロディーに変わるわけです!!!

 

当時遊んでいたプレイヤーには非常に嬉しい仕様であり、よくぞ実装してくれたなあ・・・と涙を流しながら感動しています。

 

 

ここまではハートゴールドソウルシルバーの良い点をまとめてきました。次はプレイし続けていつも感じる「悪い点」についてまとめます。

 

 

ハートゴールドソウルシルバーの悪い点その1】

・レベリングの厳しさ

金・銀のリメイクがしっかりしている・・・それは非常に良いことですが、逆にいえば「当時の容量でしか作られていない」ともとれます。決してそんな事はない、というのは上記でまとめた「良い点」にすべて詰め込まれていると思いますが。

 

要するに「トレーナーの配置数」が極端に少ないのです。金銀と同じくらいしかいないわけですから。

 

最初のジムが「レベル9のポッポ、レベル13のピジョン

次のジムが「レベル17のストライク、レベル15のトランセル、レベル15のコクーン

 

ここまでは順当に、相手のレベルも上がってきていると思います。

 

その後が非常に極端で、なんとバッジ7つ目までいってようやく「レベル30」程度のバランスになっています。初代「赤・緑・青・ピカチュウならレベル50前後でした。

これは「配置できるトレーナー数が少ない→レベルが上げにくいので、トレーナーの手持ちレベルを下げてバランス調整をしなければならない」という事がわかります。ですが・・・

 

イベントとして発生するロケット団がとにかく弱い!!!

 

前述した「バッジ7つ目でようやくレベル30」という部分。作り手側がこちらの手持ちレベルをいくつと想定してバランス調整したのかわかりませんが

 

ロケット団の手持ちは「レベル10~20前後のコラッタズバットでほぼ構成されています。

一生同じようなレベルの同じようなポケモンを見続けるわけです。コラッタズバット好きな人には申し訳ございません。

 

こっちは努力してレベルを上げたいのに、敵がぜんぜんつよくない。

再戦したくとも電話連絡を待たなければならない。(金・銀ハートゴールドソウルシルバー時代は相手から連絡がくるのを待ってからの再戦システムでした)

 

必然的に「やせいポケモンでのレベリング」が求められます。これが非常に苦痛でなりませんでした。

 

 

ハートゴールドソウルシルバーの悪い点その2】

・ミナキ

自分はポケモンクリスタルで追加された「ミナキ」というキャラクターが非常に好きじゃないです。

様々な理由があるのですが、一番の理由としては

 

「そもそも追加した理由がよくわからない」

 

コレに尽きます。

彼がいなくてもスイクン関連のイベントはスイクン単体で簡潔しており、見知らぬ男がチャチを入れてくるようにしか思えずクリスタル版では常に不快でしかありませんでした。

 

トレーナーとしての肩書きも「なぞのせいねん」であり、人物像も、なぜスイクンを追いかけているのかの理由も、主人公にやたら絡んでくるのも全てがわかりません。そのくせ専用BGMまである始末です。

 

結局彼はリメイク版だとカントーまで出張ってきており、主人公の新たな旅に横やりいれながら「やっぱりスイクンはさいこうだ きみもそうおもうだろう」と意味不明の言動を残し、こつぜんと姿を消します。最初から最後まで意味が分からなさすぎて、追加する必要があったのか?と今でも思っています。

 

一応、手持ちポケモンは「スリープ、ゴースト、マルマイン」であり

ゴーストでくろいまなざし(逃げられなくする)

スリープでさいみんじゅつ(捕獲しやすくする)

マルマイン(弱点をついて攻撃できる)

と、スイクン捕獲に適した手持ちを揃えてはいるのですが・・・

 

 

以上、これが自分なりにハートゴールドソウルシルバーで楽しく遊んだ思い出のすべてです。

このゲームは本当に出来が良く、BGMも最高で、色あせぬ良さがあります。小さい頃に夢中でポケモンをやったあの時を思い出しながら、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

炎星とは

皆、遊戯王は大好きかな?

 

好きすぎて、もうそろそろ10年経過しそうな遊戯王おじいちゃんの、ヴァイロンオメガだ。

 

さて、突然ですが「炎星」というテーマをご存じだろうか?

 

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2012年11月17日に発売されたこの「コスモブレイザー」で炎星は登場している。以降パックにてぞくぞくとカードが追加され、強化されていたが9期、10期に入ってからというものの

 

他の人気テーマ・懐かしテーマがカード追加されて息を吹き返している中、炎星は

 

「炎星じゃないけど炎属性だから・・・」

 

「炎星じゃないけど守備200だから・・・」

 

「炎星じゃないけど獣戦士族だから・・・」

 

みたいな苦しい言い訳をしながら、ほぼ前に進むことなくざっくり5年以上が経過した。

 

だが!2018年11月23日発売予定の「リンクヴレインズパック2」にて待望の炎星新規が登場することとなった。本当におめでとう。ありがとう。

 

興奮を抑え冷静になり、そういえば「炎星」というテーマ自体が非常に過去のテーマとなっている現状に直面した自分は、現在のプレイヤーにも「炎星」というテーマを知って貰うためにこのブログを書くこととした。

より細かいことは「遊戯王wiki」とかで見て欲しい。水滸伝を学べるぞ。

 

【まず始めに】

「炎星」は☆3・☆4がばらけて存在している。あと☆5が2体。総数21種類。

8期(遊戯王ZEXAL)に登場したテーマなので「エクシーズ」が展開の中心である。

「リンクヴレインズパック2」にて登場する「炎星仙-ワシンジン」と相性の良いものをピックアップして紹介していく。

 

 

 あんえんせい

暗炎星-ユウシ

☆4/炎/獣戦士/1600/1200

1ターンに1度、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。

 

除去効果を持つ炎星。ダメージを与えると炎舞を伏せられるため、2つの効果が噛み合っており強力。

 

 ようえんせい

勇炎星-エンショウ

☆4/炎/獣戦士/1600/1000

1ターンに1度、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 

ユウシと違い、こちらは魔法・罠カードを除去する。炎舞をセットするためにモンスターを戦闘破壊しないといけず、発動が厳しい。

 

 びえんせい

微炎星-リュウシシン

☆4/炎/獣戦士/1800/400

1ターンに1度、自分が「炎舞」と名のついた魔法・罠カードを発動した場合、デッキから「炎舞」と名のついた罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード2枚を墓地へ送って発動できる。自分の墓地から「微炎星-リュウシシン」以外の「炎星」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

炎舞を発動するだけで罠炎舞を増やす効果を持ち、炎舞をコストに炎星を蘇生できる。

打点も高く、炎星のメインアタッカー。

 

 りつえんせい

立炎星-トウケイ

☆3/炎/獣戦士/1500/100

このカードが「炎星」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、デッキから「炎星」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。「立炎星-トウケイ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットする。

 

「炎星」の効果で特殊召喚すると炎星をサーチする効果、炎舞を入れ替える効果を持つ。展開の起点となる1枚。

 

 さつえんせい

殺炎星-ブルキ

☆4/炎/獣戦士/1700/1000

このカードが墓地に存在する場合、手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、「炎星」または「炎舞」と名のついたカードを合計2枚墓地へ送って発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。「殺炎星-ブルキ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

コストは重いが、自己再生効果を持っている。上記の4種と違い炎舞を増やす効果を持たない。

 

 

上記5種のカードは「リンクヴレインズパック2」にて登場するカードと非常に相性が良い!

 

 えんせいせん

炎星仙-ワシンジン         

リ2/炎/獣戦士/リンク/1700/LINK-2 (両斜め下)

獣戦士族モンスター2体
自分は「炎星仙-ワシンジン」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が「炎星」モンスターの効果を発動する場合、自分の手札・フィールドの「炎星」カード及び「炎舞」カードを墓地へ送らずに効果を発動する事もできる。
(2):自分のフィールド・墓地の「炎舞」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、デッキから「炎星」モンスター1体を墓地へ送る。

 

なんと新規カードには「炎星の効果を発動する為のコストをなくす」というトンデモ効果を持つ!

 

ユウシ・エンショウの除去も、リュウシシンの蘇生効果も、ブルキの自己再生もノーコストで発動できる!

 

トウケイにいたっては「炎舞を1枚増やす」効果になる!

 

とてつもない新カードですよこれは・・・

 

 

このように、既存の

「効果は及第点だが、発動させるためのコストが重すぎる」

「息切れする」

カードをコスト無視して運用できるようになったので、より勢いよく展開ができるようになりました!

 

炎星の紹介はざっくりここまでにします。

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

※ここから先は炎星の解説ではなく、自分の「炎星との思い出」を適当に書き連ねているだけです。全くもって読まなくてだいじょうぶです。「炎星」というテーマが冬の時代を長く積もらせていた・・・というだけです。

 

・・・ここで自分語りをさせていただくと、「炎星」というテーマには非常に愛着があった。というのも当時、自分は「ラヴァル」というテーマが非常に好きで、長いこと使い続けていた。だがあまりにも強すぎるそのテーマに対し「そろそろ《真炎の爆発》が禁止されるんじゃ・・・」「《TGハイパー・ライブラリアン》が禁止になったらこのデッキどうしよう・・・」と、禁止制限のたび不安になり続けていた。

 

そこで自分は「規制がかかる前にぜんぶ手放してしまおう!」とラヴァルデッキをまとめてすべて売り払ってしまった。他にまともなデッキは無かった。

 

そして公開される禁止制限リスト。「真炎の爆発」の名前はなかった。

売ってしまったカードは戻らない。自分はなくなく「岩石メタビ」を持ち合わせのカードで組み、しばらくそれを使用し続けていたが、正直自分のプレイスタイルと合うデッキでは無かったため、遊戯王そのもののモチベーションが低くなっていった。

 

(ラヴァルがあればこんなことには・・・)

 

そんな中、ジャンプに1枚のカードが付属した。

 

 

「炎星師-チョウテン」である。

 

不意に現れた謎の新進気鋭

発売時点であまりにも少なすぎるその蘇生対象(自身含め7種類)

残り2枚の「炎星」カードである「ホウシン」「チョウライオ」も書籍付属

 

というとんでもない商法と販売戦略に、自分は心を奪われた。

 

「これは"炎星"の時代がくる・・・!!!」

 

自分はそう直感したのだ。

ここから炎星の猛プッシュがくると。

かつての「ライトロード」や「BF」のような猛プッシュが。

 

そして上で記載した「コスモブレイザー」の発売である。

「チョウテン」の蘇生対象は1枚も収録されず、チューナーがいない為「ホウシン」は依然「チョウテン」からしか出せない

「チョウライオ」を出す為の☆3炎星はしょっぱく、☆4を中心に組んだ方が良い始末・・・

トドメを刺す「炎舞」という謎のワード・・・

 

 

あぜんとしたのはあの時が一番であった。

 

事前に収録された3枚のカードは何一つ噛み合わず、名前だけ合致している、違うことをするテーマがパックに収録されたのだ。

「いったいどういうことだ・・・」となりつつも、自分には炎星しかない。炎星を手放したら、残るのは「コアキメイル・サンドマン」だけだ。

 

そして公開される「Vジャンプエディション」。その中には「立炎星-トウケイ」の文字が。

 

「新しい炎星だ!」

 

「☆3じゃないか!」

 

「またプロモかよ!!!」

 

という感動の思いを吐露しながら、発想に胸躍らせながら日々を待ち続けた。

 

そして発売される「ロードオブザタキオンギャラクシー」

 

あの"征竜"が収録されていた曰く付きのパックである。

 

そこには「速炎星-タイヒョウ」などが収録されており、付録炎星と非常に噛み合った効果・ステータスをしていたのだ。

 

「やった!とうとうきた!これでチョウテンたちを活躍できる・・・」

 

と思ったのもつかの間、自分は1つの疑問に直面した。

 

 

「そもそもなんでこれコスモブレイザーに入ってないんだ???」

 

「元々違うデザインだったものを、付録に寄せていってないか?」

 

「テーマ内で異なる動きをするカード2種が半々で出ているのは何故だ???」

 

その後に発売された「ジャッジメントオブザライト」にて「武神」が収録。

種族ダダかぶりの新テーマに完全に枠を奪われ、これより先のパックに「炎星」「炎舞」は1枚も収録されなかった・・・

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

自分は「炎星」がだいすきです。遊戯王をやるうえでの一番のモチベーションとなっていたテーマであり、自分が遊戯王をやり続けていた中で一番研究を続けていたテーマでもあります。9期のはじめの内は、試行錯誤を重ねて「シャドール」や「クリフォート」「影霊衣」などにも戦う姿勢を崩さず努力していました。

 

カードプールが一向に増加せず、獣戦士絡みの強力なカード「十二獣」はあまりのパワーに規制されてしまい、デッキとして組むことすら厳しい状態となったので長いこと触れていませんでした。

 

今回の新カードのおかげで「炎星」に興味を持った、はじめて知った、「昔遊んでたけどこのカードのおかげで復帰した」といった声が聞こえたら、まるで自分の事のように嬉しく思います。皆さんも是非「炎星」で遊んでみてはいかがでしょうか。

磁石のすゝめ

 

 

磁石の戦士(マグネット・ウォリアー)」というカード群がある。


初出は原作「遊☆戯☆王」にて主人公である「武藤遊戯」が使用したカード群である。

つまり初めて登場してから実に20年前後の月日が経っている、由緒正しきカード群だ。

2016年に発売された「ストラクチャーデッキ武藤遊戯編-」にて「電磁石の戦士(エレクトロ・マグネット・ウォリアー)」というカードが新たに加わり、OCGではここでようやく「カテゴリ」として確立された。


しかし、実際に磁石の戦士を本気で考察している人間はいない(個人調べ)。周囲の印象はいわゆる「環境外のカジュアルデッキ」程度に落ち着いている。


電磁石の登場からおよそ2年弱、考察を続けたこのカテゴリについて書き留めておく。


もし、この記事がきっかけで磁石の戦士に触れたくなった、使用していたデッキが強化されたーといった事があれば、自分も非常に嬉しく思う。 

 


【はじめに】


「磁石の戦士」とはどのようなカテゴリか?

通常モンスター3種類

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効果モンスター6種類

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融合モンスター1種類

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専用サポート 2種類

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の計「12種類」からなるカテゴリである。カテゴリ内モンスターはすべて岩石族で統一されており、種族サポートを受けることができる。

 

また、メインデッキに入るエースモンスターが存在するため、たとえば「エクストラ封じ」などの妨害手段に対しても強く出ることができる。

 

 

※「紹介する」と謳っているのに、ここに書く内容ではないかもしれないが・・・どうしても伝えておきたいので

 超電動戦機インペリオン・マグナム》はマジで意味わかんないくらい弱いので見なくて良いと思っています。

https://twitter.com/kotonohakami/status/975832070193782784


【磁石デッキの基本的な動き】


基本的には「2枚以上のカードの組み合わせ」になる。1枚で盤面を崩せるようなカードは無く、事前の準備が必要となる。

 

ギミック1:《電磁石の戦士γ》+「電磁石の戦士」モンスター
『γ召喚→「電磁石の戦士」モンスターを特殊召喚→2体で《彼岸の黒天使ケルビーニ》をリンク召喚』

 

テーマカードだけで始動できるギミックであり、更に分岐できるため汎用性が高い。

例えばγで特殊召喚したカードが《電磁石の戦士β

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なら、手札に《電磁石の戦士α

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を持ってくる事ができるので《ダンディライオン》を墓地へ送りリンク経由しつつ《トロイメア・ゴブリン》をリンク召喚する事で《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン

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までアクセスできる。

 

γで特殊召喚したカードが《電磁石の戦士α》なら《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》が手札にあるので、ケルビーニで足りない磁石ーすなわち《電磁石の戦士β》を墓地へ送れば、即座にベルセリオンの召喚条件を整えることができる。

注意点として「電磁石の戦士γ」で「電磁石の戦士γ」は特殊召喚できない。カブってしまうと腐るので注意が必要。f:id:VylonOmega:20180320044010p:plain

 同名カードは出せない

 


ギミック2:「電磁石の戦士」モンスター+《リビングデッドの呼び声関連の墓地蘇生罠
『電磁石の戦士を召喚、リビングデッドを伏せてターン終了→相手ターンに電磁石をリリースして《磁石の戦士δ》を特殊召喚、効果で《電磁石の戦士β》を墓地へ送る→《リビングデッドの呼び声》で墓地に送った電磁石の戦士βを蘇生、効果でサーチ』

電磁石+蘇生罠の2枚でベルセリオンに必要なカード3枚を集める事ができるが、相手ターンを経由する必要がある。

初動になる電磁石はα、β、γどれでも良く、α、βならばアドバンテージを損なわず上記の展開ができる。

 


ギミック3:「電磁石の戦士」モンスター+《激流葬》
『相手モンスターの召喚時に電磁石の効果でリリース→チェーンして激流葬→モンスターを全て破壊してから、デッキから☆4の「磁石の戦士」を特殊召喚

場を一層しつつこちらに壁を残すことができる。この組み合わせは非常にテクニカルで、他にもバトルフェイズ中に電磁石の効果を使用してから激流葬を撃つことができる。激流葬をフリーチェーンで使用できるようになる。「ギミック2」とも好相性。

 


ギミック4:《磁石の戦士δ》+《マグネット・フィールド》または蘇生カード
『磁石の戦士δを召喚し効果で任意の「電磁石の戦士」モンスターを墓地へ送る。マグネット・フィールドの効果で落としたカードを蘇生』

各種電磁石にアクセスしつつ、手札と相談して展開パターンを構築できる。たとえば

「手札にα・βがあるならγを落として蘇生→γ効果で展開」

「手札にバニラ磁石があるならバニラを落として蘇生→リンク・スパイダーで展開」等・・・

 

上記1~4のギミック自体にそれぞれ相互シナジーがあるため、この「2枚」+1枚といった手札ならば、更に展開できる選択肢を増やせる。

 


【磁石と相性の良いカード・またその運用方法】


地属性・岩石族であり、レベルは3・4・8と均等に分かれている為、対応したレベルや種族のサポートカードを併用できる。

 

ブロックドラゴン

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磁石デッキを磁石デッキたらしめる最強の岩石族サポートカード。効果によって「電磁石2枚+☆2」の組み合わせでサーチができる為、ベルセリオンへのアクセスがより容易になる。フィールドに残しておけば、岩石族モンスターを戦闘以外で破壊されなくするので、前述した激流葬などとも相性が良い。

 

怒気土器

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手札の電磁石を任意の電磁石に変換したり、バニラ磁石をδに交換できるカード。単純に展開に+1できる上に、発動コストで手札を捨てる為、墓地蘇生やベルセリオンとも相性が良く無駄にならない。レベルが☆2の為、ブロックドラゴンで電磁石2枚と合わせてサーチができる。つまりブロックドラゴン1枚でベルセリオンの召喚条件が整う。

 

ブリリアント・フュージョン

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《ジェムナイト・ジルコニア》を指定する事でデッキからブロックドラゴンへアクセスしつつ、墓地・フィールドに地属性モンスターを1体ずつ供給できる。

ブロックドラゴンが既に墓地にある場合は各種「磁石の戦士」を墓地へ送るカードとしても使えるので、2枚目以降の《おろかな埋葬》のようにも使用できる。

召喚権を使用せずモンスターを1体用意できるのでリンク召喚全般と相性が良く、リンク素材となったジルコニアはブロックドラゴンのコストになれるので、1枚で一切の無駄がない。

発動するために必要な「ジェムナイト」モンスターを《ジェムナイト・ラズリー》とする事で、既に墓地へ送られていたバニラ磁石を回収したり、ブロックドラゴンで「4+3+1」の組み合わせでデッキサーチが行えるようになったりする。

 

この項目からわかる通り、岩石族という種族は「ブロックドラゴン」という最強のサーチ兼展開補助カードを有している為、いかにしてこのカードを運用していくかがデッキの強さになってくる。

 


【デッキレシピ】


【カジュアル】

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「磁石の戦士」で戦うことを主目的とした構築。バニラ磁石まで含めて使用し、各種「電磁石の戦士」の②効果を発動する回数を多くできるようにしている。蘇生罠との相性が非常に良い為「相手ターンで行なうことができるアクション」が非常に多いのが強み。展開パターンが任意で行うアクションなので《増殖するG》に対して止まったりできる。

 

【芝刈り岩石】

www.db.yugioh-card.com

メインデッキを60枚に増量し《隣の芝刈り》を採用、いかにしてブロックドラゴンへアクセスするかを主目的とした構築。「磁石の戦士」モンスターを絞る事で優秀な岩石族モンスター《フォッシル・ダイナ・パキケファロ》や《コアキメイル・オーバードーズ》などを採用でき、また展開力・スピードも格段に増している。

 


【コンボ一覧】

 

1:「トポロジック・ボマールート」

必要札:『《ブリリアント・フュージョン》+地属性モンスター2枚』

ブリリアンフュージョンを発動。ジェムナイト+ブロックドラゴンを墓地へ送り、ジェムナイトジルコニア特殊召喚
②手札の地属性モンスター2枚と、墓地のジェムナイト1枚を除外してブロックドラゴンを墓地から特殊召喚
③2体で《ミセス・レディエント》をリンク召喚。ブロックドラゴンの効果でデッキから「怒気土器+電磁石の戦士β+電磁石の戦士α」の3枚を手札に加える。
④怒気土器を通常召喚し、αを捨ててデッキから電磁石の戦士γを特殊召喚。γの効果でβを特殊召喚し、効果で任意の「磁石の戦士」をサーチする。
⑤ミセス+怒気土器+電磁石1枚で《トポロジック・ボマー・ドラゴン》をリンク召喚。
⑥墓地の怒気土器、ジルコニア、ミセスの3枚を除外してブロックドラゴンを墓地から特殊召喚

 

【カジュアル】で使用可能。最終的に「トポロジック・ボマー・ドラゴン+電磁石の戦士+ブロックドラゴン」の盤面になる。

相手ターン中に電磁石の戦士モンスターをリリースし、☆4の「磁石の戦士」モンスターをトポロジックのリンク先に特殊召喚することで、相手ターン中にトポロジックの効果を能動的に使えるようになる。

なお、こちらのモンスターは「ブロックドラゴン」の効果で破壊されない状態になっている。

 


2:「ハリファイバールート」
必要札:『《電磁石の戦士γ》+「電磁石の戦士」モンスター』

①電磁石の戦士γを召喚。効果で手札の「電磁石の戦士」モンスターを特殊召喚
②2体で《メリアスの木霊》をX召喚。効果でデッキから《グローアップ・バルブ》を墓地へ送る。グローアップ・バルブ自身の効果で特殊召喚
③2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚。効果でデッキから《幻獣機オライオン》を特殊召喚
④2体で《サモン・ソーサレス》をリンク召喚。幻獣機オライオンの効果でトークンを生成。トークンを参照しサモン・ソーサレスの効果でデッキから《ジェット・シンクロン》を特殊召喚
⑤ジェットシンクロン+トークンで《魔界闘士バルムンク》をS召喚。ジェットシンクロン自身の効果で特殊召喚
⑥ジェットシンクロン1体で《リンクリボー》をリンク召喚。
⑦3体で《ライトロード・ドミニオン キュリオス》をリンク召喚。効果でデッキからブロックドラゴンを墓地へ送る。

 

 

【芝刈り岩石】で使用可能。ブリリアンフュージョンを引かなくてもブロックドラゴンへアクセスできる。必要札は「電磁石2体」と記載したが、要するにハリファイバーへつなげる事ができればどれでも良いので「マスマティシャン」や「グローアップ・バルブ」「魂喰いオヴィラプター」「俊足のギラザウルス」と選べるカードが多く存在する。

 


3:「キュリオスルート」
必要札:『《マスマティシャン》+《俊足のギラザウルス》』

①マスマティシャンを召喚。効果でデッキからグローアップバルブを墓地へ送る。バルブ自身の効果で特殊召喚
②俊足のギラザウルスを特殊召喚
③3体でライトロード・ドミニオン キュリオスをリンク召喚。

 

 

【芝刈り岩石】で使用可能。
非常にコンパクトなタイプ。マスマティシャンによって墓地へ送るカードは《ドットスケーパー》や《リバイバルーレム》でも良い。

 

 


【最後に】
どれだけテーマに可能性があるという事が伝わっただろうか・・・


どんなテーマかわからない」「融合体が出せない」「デュエルリンクスの情報しか出てこない」というのが、ネットで検索したりSNSで検索したりした個人的な見解です。

 

誰1人として真面目に「磁石の戦士」というテーマについて考えていない・・・ならば考えている自分が発信するしかないだろう、といった経緯でこの記事を書きました。

もし興味が湧いてきたら、ぜひともデッキを組んで遊んでみてください。

 

ツイッターでもご感想・疑問など お待ちしています。

https://twitter.com/kotonohakami?lang=ja

 

2018年の「セイクリッド」

 

皆様は「セイクリッド」というテーマをご存じだろうか?

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およそ7年ほど前の「DUEL TERMINAL-星の騎士団 セイクリッド!!-」にて登場し「X召喚」を主体とするテーマである。その知名度・イメージから、アニメ出演まで果たし強力なXモンスターを使って主人公を苦しめた。ペンデュラムをバウンスしまくるという意味不明な展開でした

 

しかし、その後は特にピックアップもされず、新規カードも追加されなかった。

同期であり、似たようなデザイン性の「ヴェルズ」にはリンクモンスター

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が登場したりしているが「セイクリッド」には未だリンクモンスターは登場していない。

 

将来性はもう無いのだろうか。

 

それは全くの勘違いだ。

セイクリッドは《ファイアウォール・ドラゴン》

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の登場によって驚異の展開力を手に入れた。今回はそれを紹介していこうと思う。

 

 

【過去と今、セイクリッド変化の歴史】

 

「セイクリッド」と聞いてわかるプレイヤーは、まずどのようなカードを思い浮かべるだろう?個人的な見解だが、おそらくそれはこの2枚だ。

 

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アニメにも登場したこのカードは「展開→レベルを変動→X召喚」という、セイクリッドの基本的な挙動を説明するのに最も適したカードだ。

だが、新マスタールールの影響によって、このギミックだけではセイクリッドの展開力を活かすことができない。 EXモンスターゾーンが埋まってしまうからだ。

 

現在のセイクリッドはこの2枚を使用せずとも「リンク召喚」で怒涛の展開ができるテーマに変貌した。

 

増加したカードプールによって、非常に強力な扱い方ができるようになったセイクリッドが、この3枚だ。

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モンスターを入れ替える効果を持つ《セイクリッド・ハワー

 

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サーチ効果を持つ《セイクリッド・エス

 

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墓地回収効果を持つ《セイクリッド・アンタレス

 

 

この3枚を《ファイアウォール・ドラゴン》と併用する事で、セイクリッドは今までに無い、圧倒的な展開力を発揮できるのだ。

 

 

【ギミックの手順】

フィールド:《ファイアウォール・ドラゴン》《セイクリッド・ハワー》 (2枚を"隣接"させる)

手札:通常召喚できるモンスター ファイアウォール(2)効果を誘発させる為に必要

手札or墓地:《セイクリッド・エスカ》

 

 ファイアウォールと隣接した位置でハワーの効果を発動。自身をリリースしエスカを特殊召喚

 

②チェーン1「ファイアウォール(2)効果」チェーン2「セイクリッドエスカ」効果と処理し、デッキからセイクリッドアンタレスを加えファイアウォール特殊召喚

 

③アンタレスの効果が誘発し、墓地のハワーを手札に加える。

 

エスカ+アンタレスでリンク2モンスターをリンク召喚。ファイアウォール(2)効果が誘発し、ハワーをファイアウォール隣接するよう特殊召喚。①に戻る。

 

以上の手順で「ファイアウォール+セイクリッドハワー」の2枚をフィールドに揃えるだけで、リソース消費なく無限の展開・リンク召喚を可能とするのだ。

 

エスカ」のサーチ先がデッキに無くなった場合は「アンタレス」で墓地の「ハワー」を拾い続けるだけでリンク数を「アンタレスの数」だけ増やし続ける事ができる。 

 

更にこのコンボは「ファイアウォール(1)相互リンクぶんのモンスターを手札に戻す」効果を必要とせず、セイクリッドのみでギミックが成立している。足りない場合に限りコンボパーツを拾ったりできるので、コンボのルート・パターンを非常に多く用意できるのだ。

 

 

【どのようにセイクリッドへアクセスするか?】

セイクリッドには2種類のサーチャーが存在する。

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後者はコンボパーツでもある。良いカード

 

無論これらのカードも使用するが、セイクリッドの展開は「初動にセイクリッドを必要としない」という部分も強みである。

《水晶機巧-ハリファイバー》から《幻獣機オライオン》を特殊召喚し《サモン・ソーサレス》に繋げ…トークンを参照し、任意の機械族にアクセスするコンボがある。

そう《セイクリッド・エス》《セイクリッド・アンタレス》は機械族のため、このコンボによってデッキから直接サーチができるのだ

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サモンソーサレスによってフィールドに特殊召喚されたセイクリッドは効果を無効化され、サーチや墓地回収はできないが、元々このテーマ、ギミックは「セイクリッドハワーで手札か墓地のセイクリッドを特殊召喚する」のが目的なので、デッキ以外のいずれかの領域に置ければ良いのだ。

 

【サンプルレシピ】

 

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ファイアウォールへの円滑なアクセスを考えて《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》を採用する事にした。このデッキの場合は

ランク7を立てられる

手札にモンスターが1枚以上ある

この2点が成立していれば、セイクリッドを絡めてエクストラリンクを狙う事ができるように構築されている。

 

エクストラリンクの完成盤面自体も非常に硬く

戦闘・効果で破壊されない

ファイアウォールのバウンスが3枚ぶん

トライゲートの無効化

返しのターンに3ドロー

相手はリンク召喚でしか特殊召喚できない

となる。ルート、パターンはtwitterなどで、動画付きでも解説をしているため、興味があれば見に来て欲しい。

 

手札誘発をフル投入してあるのは理由があり、このデッキは「モンスターさえあれば、最悪そのカードを展開カードに使用しても良い」という非常に緩い性質を持っているからである。

 

なぜなら「コンボ展開にファイアウォール(1)効果が絡まないから」である。展開に使用した手札誘発をファイアウォールで拾って構えたりできるのだ。

 

 

【最後に】

 

このデッキは元々「リンク召喚のルール」が導入されファイアウォールが判明した時点で考え続けていたデッキ・ギミックである。

 

1度ファイアウォールの規制によって「構築不能」と思い触るのをやめていたが、よく考え直したらエクストラリンクまで問題なくいけたので、こうして紹介をすることにした。

 

無理にエクストラリンクを狙わずとも、強い盤面は作れるので色々な展開パターンを考えるのも楽しいだろう。興味があればぜひこの「セイクリッド」に触れてみてほしい。

【デッキ紹介】メタルフォーゼバウンサー【遊戯王】

初めまして、ヴァイロン・オメガ・ソリティアと申します。
今回はこの【メタルフォーゼバウンサー】についての解説を致します。

●この記事では上記デッキの紹介、各カードの解説、実際の回し方や展開方法などを解説していきます。


【はじめに】
●「バウンサー」とは?

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「バウンサー/Bounzer」とは「GALACTIC OVERLORD」にて登場した"テーマ"です。アニメにも登場しており「遊戯王ZEXAL」にて「ゴーシュ」が使用していたカード群です。
アニメに登場しているにも関わらず知名度が非常に低いですが、これには3つの理由があります。


1、アニメでゴーシュはこのテーマを1度しか使用していない
・初戦の「VS遊馬」でのみこのテーマを使用し、以降のデュエルでは「H・C(ヒロイック・チャレンジャー)」を使用しています。H・Cとこのカード群でのシナジーはほぼ皆無であり、またアニメ内でそれ(テーマ変更)に対して言及された事もありません。

 

2、テーマカードであるが種類が少ない
このテーマに属するカードは、エクストラを含めて「5種類」です。非常に少ないです。すべてのカードを3枚ずつ投入しても、メインデッキは12枚にしかなりません。

 

3、知らない
「バウンサー」カードを指定しているがゆえに「テーマ」として紹介していますが、パックも1弾のみ、アニメでも1度しか登場しておらず、公式ツール「遊戯王データベース」ですらこのテーマを「テーマ」として括っていなかったので、そもそもカード群を認知している人の方が少ないです。


●かなり冷遇されていた・・・というよりは「覚えていない」というプレイヤーの方が多い事でしょう。そんなテーマが登場から実に5年弱の期間を経て、とても強力なテーマデッキになった事を皆さまにお伝えしようと思います。


【カード紹介】
●「バウンサー」カードの紹介
5種類存在する「バウンサー」カードのステータスや効果を解説付きで紹介していきます。

 

《ブレード・バウンサー》

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☆4/地/戦士/1800/1400
このカードが攻撃を行ったダメージ計算後、相手フィールドにモンスターが存在する場合、手札を1枚捨てて発動できる。このバトルフェイズ中、このカードは相手モンスターにもう1度だけ攻撃できる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

・攻撃後に、モンスターが残っていれば手札1枚を捨てて追加で攻撃できる。効果自体はあまり強くないが、下級「バウンサー」はこのカードしか存在しない。


《ハンマーラッシュ・バウンサー》

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☆6/地/戦士/2300/2000
相手フィールドにカードが存在し、自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。自分フィールドに魔法・罠カードが存在せず、このカードが相手モンスターに攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

・厳しい条件下でのリリース軽減効果に加えて、特定の条件下でのみ「アンティーク・ギア」と同様の伏せカード封じ効果を得るモンスター。同弾で、より緩い条件で特殊召喚ができる《聖刻龍-トフェニドラゴン》が登場している上に、このカードの方がレアリティが高い。


《ファントム・バウンサー》

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☆6/闇/戦士/2400/1200
フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、デッキから「バウンサー」と名のついたカード2枚を手札に加える事ができる。

・このテーマのアドバンテージ要因。戦闘であったり、効果で破壊すれば2枚の「バウンサー」カードをサーチできる。自身のステータスも優秀であり、闇属性なので《闇の誘惑》に対応し、守備力が低めなので《黒き森のウィッチ》でサーチしやすいなどアクセス手段も多く、活かす手段を多く用意できる。


フォトンストリーク・バウンサー》

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ラ6/光/戦士/エクシーズ/2700/2000
レベル6モンスター×2
相手フィールドでモンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にし、相手ライフに1000ダメージを与える。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

・おそらく唯一認知されているであろう「バウンサー」カードの1枚。優秀なステータスと強力な妨害効果を持ち、召喚条件も非常に緩いエクシーズモンスター。「バウンサー」カードのみを使用するならば《ハンマーラッシュ・バウンサー》《ファントム・バウンサー》の2枚がX素材に使用できる。


《バウンサー・ガード》

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通常罠
自分フィールドの「バウンサー」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。このターン、選択したモンスターはカードの効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。このターン、相手モンスターが攻撃する場合、選択したモンスターを攻撃対象にしなければならない。

・使い切りではあるが、かなり強靭な体制を付与させる罠カード。他のモンスターを守れるのが一番の強みであるが、破壊された際に効果を発動できる《ファントム・バウンサー》とは相性が良くない。《ファントム・バウンサー》でサーチする事のできる唯一の罠カード。

 


【組み合わせるカード(メタルフォーゼ)に関して】
上記カードテキストを見て貰えばわかるのですが、このテーマでアドバンテージを確保できるのは《ファントム・バウンサー》のみです。その為《ファントム・バウンサー》を中心にデッキ構築をしていきます。
「フィールドで破壊された場合にサーチができる」「レベル6の上級モンスターである」上記の理由から導き出されるのは「ペンデュラム召喚」「セルフブレイク」です。

 

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●9期で登場した「ペンデュラム」というシステムを有しているカードは「自分のカードを破壊する効果」非公式用語で「セルフブレイク」と呼ばれるアクションが非常に得意です。これはペンデュラムカードの「破壊された際にエクストラデッキに送り、そこからもペンデュラム召喚できる」というペンデュラムのシステムを活かすために、自分で自分のカードを破壊しながら頭数を増やす・・・というのがペンデュラムテーマの基礎となった為です。
特に「メタルフォーゼ」というテーマは

「破壊するカードは表側表示であれば何でも良い」

「破壊後にカード1枚を増やす(カード枚数が±0)」

「スケールが1・8なので幅広くペンデュラム召喚を行える」

以上の3点から、相当優秀なテーマだと言えます。
よってこのデッキで狙う事は「メタルフォーゼで《ファントム・バウンサー》をペンデュラム召喚し、そのまま効果によって《ファントム・バウンサー》を破壊しサーチ効果を誘発させる」という物です。

 

●また、ペンデュラム召喚は「複数のモンスターを同時に出せる」という部分もアピールポイントの1つです。つまり「手札を増やせるカード」自体がそのまま「展開力」になるわけです。《ファントム・バウンサー》は1枚で2枚分のモンスターになれる場合があり、カード枚数を大きく増やす事が可能です。この点も「メタルフォーゼ」と「バウンサー」を組み合わせた要因の1つです。


【デッキレシピ】
●自分が現在使用しているこのデッキのレシピです。

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【カード解説】
●それぞれ採用している一部のカードについて解説をします。また、テキストは割愛します。

 

《閃光の騎士》・・・戦士族のP/通常モンスター。《レスキューラビット》から呼び出す事で《ヘビーメタルフォーゼ-エレクトラム》か《聖騎士の追想 イゾルデ》またはランク4エクシーズなどにつなげることができます。このカードの良い点は「戦士族」であること。《サモン・ソーサレス》のリンク先に出す事でこのカードの種族を参照し、デッキから《ファントム・バウンサー》を呼び出せます。

 

《レスキューラビット》・・・このデッキ展開の要。このカードから《ヘビーメタルフォーゼ-エレクトラム》をリンク召喚し、その効果でスケールを揃えるのが狙いです。このカード自体に妨害カードを最も受けやすく、また通らなかった場合のリスクが大きいため、対策として《PSYフレームロード・γ》を採用してあります。

 

《D-HERO ディアボリックガイ》・・・☆6/戦士という事で《ファントム・バウンサー》などと併せて《フォトンストリーク・バウンサー》を出せるようになります。また《サモン・ソーサレス》とも相性が良く《ファントム・バウンサー》が既に場にいればこのカードを、このカードがいればデッキから《ファントム・バウンサー》をそれぞれ呼び出せるので、そこから更に展開パターンを作ることができます。素引きしてもペンデュラム召喚で場に出せます。

 

《アストログラフ・マジシャン》・・・メタルフォーゼの効果や戦闘破壊などで場に出し、その際に破壊されたカードをデッキからサーチする効果があります。《ヘビーメタルフォーゼ-エレクトラムと組み合わせる事で「①エレクトラム効果でこのカードをエクストラに→②エレクトラム効果でPスケールを破壊し、このカードを加える→③エレクトラムの(3)効果、アストログラフの効果がチェーンを組んで発動し、特殊召喚+サーチ+ドロー」という流れを作る事ができます。このコンボは「《レスキューラビット》+Pカード」の2枚で成立するので非常に強力です。

 

《PSYフレームギア・γ》・・・このデッキはP召喚やリンク召喚、ひいてはモンスターの特殊召喚で動くデッキです。その為「モンスターを2体以上展開するためのギミック」が多く仕込んであります。特に警戒しているのは《増殖するG》や《レスキューラビット》の効果に対して放たれる《灰流うらら》です。それをケアするためにこのカードを投入しています。サイキック族なので《サモン・ソーサレス》を出しやすくしつつ「メタルフォーゼ」カードの破壊対象にもなってくれます。

 

ヘビーメタルフォーゼ-エレクトラム》・・・このカードができる事は「スケールのサーチ・入れ替え」「ドロー」「自分のカード破壊」と様々。用途に合わせて無限の扱いができます。ドロー以外の効果に名称での制限が無いのもこのカードの強みの1つ。《レスキューラビット》などからこのカードをリンク召喚し、カードを揃えてからペンデュラム召喚。もう1体このカードを出すことで、任意のスケールを揃えたりできます。「メタルフォーゼ」名称のため、各種融合素材になれる部分も利点です。

 

《サモン・ソーサレス》・・・リンク先の種族を参照し、同じ種族のモンスターをリクルートできる強力なリンクモンスター。呼び出したモンスターの効果はフィールドでは無効化されてしまいますが《ファントム・バウンサー》《D-HERO ディアボリックガイ》は墓地で発動する効果なので、このカードで呼び出しても問題なく使えます。《レスキューラビット》から《閃光の騎士》を呼び出し《ヘビーメタルフォーゼ-エレクトラム》をリンク召喚。サイキック族モンスターをエクストラに送り込む事で、その後のペンデュラム召喚の際、確実に戦士族モンスターを確保できます。

 

【展開パターン】
●いくつかの展開パターンを紹介します。あくまで一部なので、これ以外にも展開できる場面があるかもしれません。

 

 

 

●2つの動画からわかる通りですが「決まった展開パターン」がありません。手札、エクストラのP、墓地、デッキ内の「バウンサー」カード、「メタルフォーゼ」魔法・罠カードによってカードを出す、効果を使う順番などが目まぐるしく変わるわけです。自分にも最適解は見えていませんが、溢れるカード・アドバンテージで相手を圧倒するのは非常に気持ちいいです。

 

【最後に】

●これは「バウンサー」に限った話しではありませんが、こうしたカード同士の組み合わせによって存在意義のわからなかったカードですら大活躍できるのが今の遊戯王だと考えています。皆さまも、魅力的で面白いデッキ・コンボを研究していけるとゲームがより楽しくなると思っています。

 

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●最後までみてくださり、ありがとうございます!興味があればこのデッキを組んで遊んでみて下さい。更に可能であれば「バウンサー」を超えるようなアヤシイ(?)カードでデッキを組んでいけると楽しいですね。